戦略・総合系コンサル内定までの道を全公開

集団面接で記憶に残ったスーパーマン達をご紹介しよう

シュシュ

みなさん、どうもこんにちは!

シュシュ

@syusyukatsu00)です!

集団面接を受けると、たまにスーパーマンに出会うことがあります。

今回は私が遭遇したスーパーマン達をご紹介していきます。

タフすぎるスーパーマン

彼との出会いは、ある外銀のインターン選考で、セールス・トレーディングを扱う部門の集団面接を受けているときでした。

 

 

私はここの会社、とくにセールス・トレーディングを扱う部門のインターンに行きたかったのです。

企業研究はもちろん、ここの会社の内定者にも話を聞き、何回もイメージトレーニングをして、まさに準備万端でした。

 

 

準備のかいあってかESを乗り越え、集団面接がやってきました。

 

集団面接では、面接官2人就活生4人で行われました。

就活生4人のなかに、私と今回の章で紹介するスーパーマンがいました。

 

 

そして、面接が始まり10分が経ち、

 

 

私はもう落とされることが確定していました

 

 

こんなに準備万端で受けていた選考なのに、私は開始10分で”いらない子宣言”をくらっていました。

 

 

どうして落とされていることがわかるのか?

実は面接官達は、名簿にそれぞれ◯、△、×をつけていて、

それが就活生にも丸見えなのでした。

 

 

そして、ありがたくないことに私のところには×が。。。。

 

 

もう原因はわかっているのです

「株と債券、セールスするならどっちが良い?」と言われて

「どっちでもいいです!」と笑顔で元気よく答えました

 

 

なんでそんな風に答えちゃったんだ〜〜〜〜〜

 

私はバカなのです!

 

 

どっちでもいいです! とか、もう商品に興味がないことをアピールしているようなものです

 

 

たぶん、商材にかかわらず何でも売れますキャラを作りたかったような気がしますが、バカとしか言いようが、、、

 

 

この解答でおっもいっきり×をつけられてるのが見えました

(やらかした〜、周りにも落ちたことがバレて恥ずかしい〜)

と、心の中の自分がドッタンバッタンしていました

 

×をつけられた人にはこれ以上質問はしてきません

 

存在価値がない

 

 

まさに地獄(hell)です

 

しかし、私が落ちたことが確定したところで、面接が始まって10分

まだ、残りおよそ20分あります。

 

 

せっかくなので外銀を受けるような他の超エリート達の話を聞こうではないか、と私はもはや就活生から面接官の境地に達していました。

 

 

そして

「自己PRをしてください」
という、くそつまらない質問を(私以外に)する面接官

 

 

すぐさま隣の好青年が堂々と挙手をしました。

 

何を隠そうこの彼がスーパーマンなのです、

 

彼は「私の強みは、タフなことです」と応答していました。

 

 

関係ないですが、就活を終えるまで、半年間ずっと集団面接で他の就活生から「タフです」「タフです」「私の強みはタフです」というセリフを腐るほど聞くことになるとは、その時の私には思いもしませんでした。

 

 

「強みはタフです」とありきたりな結論をのべたあと、彼はこう続けました

 

「私は去年1年間オーストラリアで企業インターンをしていました」

 

おっふ

 

1年間、海外で企業インターン!!

外銀にありがちな海外1年間インターンですが、まだ就活始めて間もない頃であまり聞き慣れておらず

(海外インターンしゅご〜い)って思っていました。

 

 

「そこで、私は毎日12時間以上働いていました。徹夜も何回もしました。」

 

おっふ

 

オーストラリアの労働基準法的に大丈夫なのか?と一瞬ひっかかりましたが、

そこは外銀を受けるようなハイスペック人間

きっと、スーパーな仕事をきっとしていたのだろうと、適当に自己納得していました。

 

 

ここで面接官が口を挟んできました
「オーストラリアでインターンということは、英語で仕事をしていたの?」

彼はニコニコ笑顔でこう答えました
「はい、英語で1年間仕事をしていました」

 

おっふ

 

私の中で、勝手に隣の子に「スーパーマン」とのあだ名をつけていました。

時給200円ちょっと、帰る時間も決められていないブラックインターンをずっとしてて、かつ英語も喋れない私にとって、

海外でかっこよく企業インターン、そして英語ペラペラ

 

そんな彼は「スーパーマン」に他なりません!

 

 

面接官の方も「英語でしかも毎日12時間以上。。。すごいね」とコメントを発していました。

面接官が「遮ってしまい失礼、続きをどうぞ」と、彼に話を続けるよう促します

 

 

スーパーマンは

「そして今、日本でも同じようにインターンをしております。」

「毎日インターン先に夜遅くまで残り、余った作業は家で徹夜で消化しています」

 

おっh

 

・・・

・・・

いやいや働きすぎでしょww

 

 

先ほどは海外だったので具体的なイメージが湧かず、なんでもありかと思っていましたが、

日本でインターンとなると、そんなことありえないと思うけど。。。と半信半疑になりました。

 

毎日夜までインターン…
徹夜で作業…

 

労働基準法は?
インターンはいいけど、大学はどうしてるの?

 

あなたの体力、人間超えてるけど、生物?

 

 

スーパーマンくんの話が、300%くらい盛ってることが、この部屋にいる全員に伝わったところで、空気が少し重くなりました

 

(もうちょっと現実味のある話をすればいいのに。。。)

 

と、私が考えていると、面接官がまたストップをかけて
「ちなみに、今日も夜まで作業してここに来たの?」

 

隣のスーパーマンは、ニコニコ笑顔で
「はい!今日も朝の7時まで作業して2時間寝てから、ここに来ました

 

だから、あなた人間?

 

 

話盛ってることがバレバレなのに、未だ笑顔

 

あんた、すげえよ、感動しちまったよ

 

 

 

面接官が
「あなたがタフであることが分かりました、ではオーストラリアでの仕事内容とその時の困難な出来事、それをどう解決したかを、英語で5分くらいで述べてください

英語が強く求められる部門では、わりと普通な問いかけがありました。

 

・・・・

 

・・・・

 

ん?なぜ彼は何も言葉を発しないのだろうか

 

彼の顔を見ると

 

顔面蒼白

 

 

さっきまでの笑顔はなんだったのでしょうか?

1年間オーストラリアに居て、英語で毎日12時間以上働いていると、日本語でアピールしていた時の彼とは別人

 

これが本物の顔面蒼白か。。。

 

ワールドカップのPKでゴールを外した時でしかみられないような顔面蒼白が見れました

 

 

もはや芸術です

 

 

彼は黙り続けています

 

 

 

あんた、もしや
英語が。。。

 

 

 

室内の空気が重い

 

 

しばらくの沈黙のあと、彼は口を開きました

「あい わーくっど いん おーすとれいりあ」

 

 

とても1年間英語でインターンをしていたとは思えないジャバニーズイングリッシュが室内に響き渡ります

 

 

あんた、もしや
インターンって話。。。

 

 

 

「まい じょぶ いず …」

 

 

 

あんた、もしや
オーストラリアにすら。。。

 

 

 

面接官が×印を大きく描いているのが、視界にはいり

私は彼に対してテレパシーで「Welcome to the hell」と送りました。

 

 

でもきっと彼には理解できなかったと思います

 

 

英語なので

 

 

タフ過ぎるスーパーマンの話でした

 

 

逆質問がハイレベル過ぎるスーパーマン

時は3ヶ月ほど進んで、大学3年の秋

気温もどんどん下り、少し寂しい季節となり、

 

 

私はスーツで日本橋駅を疾走していました。

 

 

なんのために疾走しているのか?それは面接に遅刻しそうになっているからです。

 

その日は、外資の面接練習のために、日系のインターン選考を受けに来ていました。

 

そして見事に遅刻しましたが、面接官も遅刻したので、オールOK!

 

 

面接官2人就活生3人の集団面接でした。

私を含む就活生3人のうち、1人すごく猫背の青年がいました

猫背というより特殊な器具をつけているレベルで背中が丸まっていました。

 

しかし、その子が本章で紹介するスーパマンなのです!

 

彼は大学テニス部に加入している体育会系でした。

その猫背でテニスできるんですか?と突っ込みを入れたくなりましたが、

 

なにせ天下の体育会系、ノンサーの私なんぞがツッコミを入れられるわけありません。

 

ちなみにもう1人は量産型バンドサーの副幹事長でした。

 

面接官から質問と就活生の答えの応酬が1時間行われました

そこまでは、みな普通の就活生でした。

 

 

・・・

 

そして逆質問タイムに入りました。

 

そこでテニス部くんのスイッチが入ったのでしょうか?

テニス部くんはこう逆質問しました。

 

「体育会系ではないと、貴社の選考に通らないと聞いたのですが、本当ですか?」

 

 

おっふ

 

 

状況を整理します。
テニス部くんは体育会系、テニス部くん以外は体育会系ではない

 

その状況で体育会系であるテニス部君は、
「体育会系は優遇されますよね?」「体育会系以外はクズですよね?」(そこまでは言ってない)みたいな質問したのです。

 

 

なぜ、そんなことを聞くんだ。。。

 

 

それで体育会系しか選考を通しませんとか言われた日には、何のために東西線で日本橋駅に来たのかわからない

 

この面接の後、上島珈琲の十勝あずきのミルク珈琲あんぱんを美味しく食べるために来たのに。。。

 

 

じゃなくてインターンに参加するために、この選考に参加したのです。

 

 

体育会系以外の私と量産型バンドサーの副幹事長はドキドキしながら面接官の言葉を待ちます

 

 

「いえ、そんなことはありません」

という、当たり前の返答に、安心する私

 

 

しかし油断は禁物です

 

逆質問は最初でジャブを入れてから、ジャブへの返答をうまく活用して2回目、3回目にクリーンヒットを打つのが王道

 

テニス部くんは、体育会系のあとにもさらにぶっ込んでくるのではないでしょうか

 

次にテニス部くんは、こう質問しました。

 

 

面接官の皆さんは何のために生きていますか?

 

 

・・・・

 

 

おっふ おっふ

 

斜め4649度上の逆質問

突然、哲学の世界に入りました

 

 

みなさんは何のために生きていますか。。。。。?????

 

 

 

 

なんのために生きるか

 

 

 

古代ギリシャから今までみなが考え続けている命題

 

 

この命題に人類は2500年を費やしても、未だ答えがでていません

 

その哲学の命題を目の前の面接官に投げかけています

 

ハイレベル過ぎる逆質問

 

 

そんな逆質問をするのかと、マジマジとテニス部君を見てしまいました

 

…..

 

!!!

 

 

そこで私はあることに気づいてしまったのです。

 

 

彼の猫背です

面接中にも関わらず、すごい猫背

 

 

この猫背

 

 

どこかで見たことがある

 

 

もしかして。。。。

 

そう

 

考える人

みなさんはご存知でしょうか

オーギュスト・ロダン作 考える人

 

 

考える人は世界に26箇所にしかないとWikipoediaに書かれているが、Wikipediaは間違えているではないですか

27体あります。

 

隣にあります、考える人

彼は1905年に鋳造された人間だったのです

 

 

人間を超えた人間

彼はスーパーマン

 

だから、考える人がいつも考えてそうなことを逆質問として聞いたのか、と納得しました。

 

しかし、「なんのために生きていますか」というこんな困難な質問に、おそらく哲学科出身ですらない目の前の面接官2人に聞くのはあまりにも酷ではないのでしょうか

 

ついに逆質問で、面接官が答えられない瞬間を見てしまうのか、と私はハラハラしていました。

 

 

さて、この2500年、結論がでていないこの哲学の至上命題に対して

 

面接官2人は

 

「家族ですね」

「私も大切にしている人のために生きていると考えています。」

 

 

と、いとも簡単に答えていました

 

 

 

古代ギリシャ哲学から大量の人間が考えた命題に関して、ついに答えがでた瞬間でした

 

 

 

 

この歴史的瞬間に立ち会えたのは、たったの5人だけという悲しさ

 

そしてその歴史的瞬間を生み出す機会を与えた考える人

歴史的命題に簡単に答えた面接官×2

 

インターン選考の集団面接のおかげで、私はすごいものを得てしまいました。

 

こんな機会を用意してくれた考える人、そして企業の方に感謝です。

 

本当に入社したいです。

 

 

そんなことを、この伝説の集団面接後に、上島珈琲にて黒糖ミルク珈琲と十勝あずきのミルク珈琲あんぱんを食べながら、考えていました。

そうすると、先ほどの企業から

インターン選考に落ちたことを告げるメールが届きました

 

 

選考に落ちたことはショックです。

 

でも何よりもこの2500年の謎が解き明かされた瞬間に立ち会えたこと、そして落選した人に対しても素早い連絡

 

すごい良い企業。。。

運命かもしれない、と感じました

 

 

早速先ほどのメールを迷惑メールに放り込んで、メールアドレスをスパム登録して、上島珈琲をあとにしました。

 

 

逆質問がハイレベル過ぎる考える人の話でした。

 

シュシュ

Twitterでは就活について思っていることを呟いたり、NewsPicksでは就活にまつわる記事について投稿しています!

是非是非フォローしてくれると嬉しいです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください