スライド作成で意識したいことをまとめました
インターンのスライドは、成果物です。
どれだけ質の良い議論をしても、この成果物が全てです。
ですから、理想ではスライド作成には力を入れたいですが、
インターンは時間がないため、スライドに力を入れる余力はないです。(これはマジ)
ところがスライド作成に力を入れなかったせいで、1スライド1メッセージにできていなかったり、
レイアウトが崩れていたりして、見にくいスライドを作ってしまったことがあります。
せっかく一生懸命考えたのに、聞き手にちゃんと伝えることができず、評価が低かった苦い失敗です。
スライド作成にも最低限やるべきことはあると気づかされました。
サマーインターンの経験と最近のスライドの勉強から、スライド作成で必要だと感じたことをまとめてみました。
グループでファイルを共有
本題に入る前に、インターンでスライド作りのために絶対にしておいた方が良いのが、
グループでのファイル共有です。
資料やアウトライン、パワーポイントなど、共同で閲覧したり編集する必要があります。
一般的にはOne DriveかGoogle Driveでの共有になると思います。
それぞれの共有方法です。
One DriveとGoogle Drive、どっちもどっちですが、経験上はGoogle Drive使っているグループが多い(と思います。)
Googleアカウントを持っている人が多いのと、同時編集しやすいので、Google Driveの方が何かと便利ですね。
レイアウト
どこぞのサマーインターンで使った(ものをかなり改造した)私のスライドを使って、表紙やコンテンツに載せるべき内容を紹介します。
表紙に入れること
①プレゼン資料のタイトル(+サブタイトル)
②ターゲット企業
③チーム名
④プレゼンの日付
コンテンツに入れること
①タイトル (現状分析、課題特定、施策とか内容を表す)
②メッセージ
③ボディ
(④出典)
ページ番号
ページ番号を入れるのはスライドのお作法です。
あとで紙媒体でスライドを確認されることもあるみたいなので、細かいところもしっかりとしたいですね。
設定自体は20秒でできます。
参考 スライドのページ番号を挿入または変更するOffice Supportグラフ/チャートのタイトル
グラフやチャートなどの図には必ずタイトルを入れます
出典
何かデータや数字を出したら自分たちが集めたり計算したもの以外はソースが必要です。
出さないと根拠がないことになってしまいます。
論文と一緒ですね。
コンテンツ
1スライド1メッセージ
1スライド1メッセージにすることで論理構成が明確になり、聴いてもらいやすくなります。
メッセージというのは伝えたいことですね。
1スライド1メッセージというのは、伝えたいことは1つのスライドに1つだけですよ〜という意味もありますが、伝えたいことがないスライドはいらないという意味でもあります。
だから、アイキャッチ的なスライドはいりません。
⇧こんな奴はいりません
短く簡潔に
伝えたいメッセージは長くても、1スライド2行
ボディに使う図も、2つまで
シンプル is the ベスト
資料(スライド)だけ見てもわかるようにする
インターンでは、プレゼンテーションありきでスライドを作りますが、
後で社員の人が見直すことを考えても、スライドだけでストーリーとメッセージが伝わる必要があります。
口頭での補足はいらないってことです。
各スライドのメッセージを並べるだけで、ストーリーになっている必要があります。
色に統一感を持たせる
赤、黄、青が一緒のスライドに入っているとごちゃごちゃして、本当に見にくいです。
系統を同じにすると見やすくなります
私の例で出しているスライドは、全て青系統です
フォントは”MS ゴシック”か”メイリオ”
標準的なフォントをスライドで使うべきなので、”MS ゴシック”、”メイリオ”がおすすめです。
“MS 明朝体”はカッコイイ(?)ですが、使っているグループは見たことないです。
訂正:ご指摘をいただいたので”ゴシック”→”MS ゴシック”、”明朝体”→”MS 明朝体”に修正しております。
文字サイズ統一
タイトルは〇〇pt、メッセージは〇〇pt、ボディは〇〇ptと文字サイズを統一すると見やすいです。
Office2016であれば、タイトル24Pt、メッセージ36ptだと収まりがよかったです。
レイアウトは、左から右、上から下
人間の視覚は左上から右下へと移るので、ボディの説明は、「上から下、左から右」が基本です。
2カラムの場合は、左(上→下)、右(上→下)
アニメーションは考えない
紙で見られることもあるので、アニメーションについてはほぼ考える必要がありません。
スライド作成についてもっと勉強したい方へ
教授に学会用のスライド作成を任されるようになったので、最近スライドの勉強をしているのですが、
外コンインターンで知り合った人からオススメされたこの本は中々良いです。
外資コンサルと言いつつ、特に外資コンサルの要素は無いですが。。
スライド作成について体系的に書かれています。
誰でもできるけど、ちゃんとやっている人がいないスライド技術を学べました。
特に、スライド作成における失敗例と成功例が対比されているところ、わかりやすいです。
目次
PART1 スライド作成の基本
PART2 グラフの作り方~数値を視覚化する~
PART3 チャートの作り方~概念や関係構造を視覚化する~
PART4 シンプルなスライドに磨き上げる
PART5 練習問題
特にPart4は、書店でもいいので立ち読みオススメです。
上位の肯定的レビュー
2015年4月20日46の事例で、概念構造、問題点のフォーカス、数値の可視化、スケジュール化等、ビジネスシーンで必要なプレゼン資料作成の要諦が美しいスライド事例を通して学ぶ事が出来る。
類書は沢山あるが、本書は見開きで見易く、テーマの網羅性で秀でている。
2017年4月17日本書の内容はとても良いのですが、Kindle版はとても見づらいです。結局紙の本を買う羽目になりました。
まとめ
最近、スライドの勉強していて感じるのですが
センスある図とかスタイリッシュな表を使うとかは全く大事じゃなくて
見やすいスライドに必要なことは、ちゃんとスライドのルールを守ることなんじゃないかな、と思いました。
インターン中はほんと時間が無いので、スライドに力をさくのは大変ですが、
見やすいスライドを作って、正当な評価を受けたいですね
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