志望動機で「社員の方に惹かれました」は悪い評価?書き方は?

ESハック姉さん
ESハック姉さん

こんにちは!

就活生実態調査委員会ESハック姉さんです。

志望動機「社員の方の〇〇なところに惹かれました」ってESに書くときに、大丈夫かな?と思う方もいらっしゃるでしょう。

・自分のこと何もアピールできていない。。。

・面接で突っ込まれたらどうしよう。。。

就活生実態調査委員会インターン生の梨香子さんも「志望動機を社員の方」にしたことで、次のような体験をしたそうです。

「私の志望動機は、説明会でお話してくださった御社の社員の方の人柄に惹かれたことです」

人事「ところで何人の社員と話したの?」

「1人です。。」

人事「その人の名前覚えてる?」

「いえ。。」

今回、就活生実態調査委員会は、マナー講師の方に「社員の方」のESや面接での表現や書き方を聞いたり、志望動機に「社員の方に惹かれました」を使って良いのか?ダメなのか?をまとめました。

志望動機を社員の方にしようか悩んでいる就活生は、ぜひ最後まで読みこんでください!

この記事を書いた人

ESハック姉さん

就活生実態調査委員会所属

過去、就活エージェントで年間1,000を超えるES添削

ES添削で数々の就活生の人気企業へのES突破を支援。

『ES完全ハック』編集長ESハック姉さんの自己紹介

この記事を監修した人

高元弘樹

キャリアアドバイザー

10年以上の総合商社企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のコーチングなどにも幅広くたずさわる。

キャリアアドバイザー高元弘樹の自己紹介

この記事を監修した人

五十嵐 由美

マナー講師

マナー研修講師として、民間企業や官公庁などで100回近くセミナーを行う。主にビジネスマナーを担当。テレビでも、「就活マナー講座」や「グループディスカッション講座」等を担当。著者多数。

マナー講師五十嵐由美の自己紹介

「社員の方」「社員さん」のESや面接での書き方、言い方

「社員の方に惹かれました」の話に行く前に、マナー講師の五十嵐先生に、ESや面接で「社員の方」「社員さん」の表現の仕方としてマナーとして適切な表現を聞きました。

ESハック姉さん
ESハック姉さん

「社員の方」、「社員さん」の表現でも問題ないでしょうか?

五十嵐先生
五十嵐先生

面接での文脈として問題ない場合もありますが、丁寧な表現を考えると別の適切な表現があります。

五十嵐先生
五十嵐先生

結論としては、「あなたの会社の社員の方」を丁寧にして伝えるのが良いです。

「あなたの会社」というのは、基本的に書き言葉では「貴社」、話し言葉では「御社」ということが適切です。

そのため、ESでは「貴社」、面接では「御社」となるでしょう。

「社員の方」はそのままでも問題ないですが、「社員の皆さん」もしくは「社員の皆様」が丁寧な表現となるでしょう。

【「社員の方」「社員さん」書き方や言い方の結論】

ESでは、「貴社社員の方」「貴社社員のみなさん(皆様)」

面接では、「御社社員の方」「御社社員のみなさん(皆様)」

ESや面接の評価項目に対応できない

それでは、本題に入っていきます。

ES面接で見られている評価の1つに

ビジネスモデルや業務内容をしっかりと理解しているか

というのがあります。

「社員の人柄に惹かれました」だと、ビジネスモデルを理解したことにはなりません

もう1つES面接で評価される項目に

相手の企業が求めている能力を保持しているか

というのがあります。

この項目に対して、「自分の強みと御社の業務がマッチして〜」とアピールするのが王道ですが、「社員の人柄に惹かれました」だと、ここの評価のアピールも難しいですね

今みてきた通り、「人」を志望動機にすると、ESや面接での評価項目に対応できない可能性がでかいです!

でも、志望動機に3つ理由を用意して、そのうちの1つの理由として「人」にすればいいという発想もあるでしょう。

ただ、「人」を志望動機にするデメリットはもっとあります。

志望動機を人にするデメリット①独自性がない

社員の人柄に惹かれました、って全業界全職種全企業どこでも志望動機にできちゃいますよね。

そう考えると、他の就活生と差別化をはかるのはキツい

志望動機を人にするデメリット②面接で突っ込まれたときにしんどい

OB訪問とかインターンしてなかったら、サンプル数が非常に少ないですよね

1,2人くらいでうちの会社の社員の雰囲気を判断したの?と突っ込まれたら返しようがないです

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以上のように考えて、結論としては、

志望動機に「社員の人に惹かれました」は使わない方が良い

になります。

結論だけ知りたかった方は、そのままブラウザバックしていただいて構わないのですが、

この記事を読んでいる人も、なんだかんだで志望動機に「人」を使ってきたのではないでしょうか?

書くことが無いときや、せっかく説明会聞いたし、という感じで、「人」を志望動機にしてきませんでしたか?

ということで、「人」の志望動機の使い道を考えたいと思います。

志望動機を「人」にする論理の組み立て方

ただ単に志望動機を「人」にすると納得感がないのは確かです。そこで志望動機に「人」を持ってきたロジックを組んでしまおうと言う話です。

とある社員の方から頂いたコメントです。

すみしょーとか若干(志望動機を「人」にするのは)ありですよ笑 

人重視で今まで選択行動をしてきたということを論理的に伝えることは前提ですが!

今まで組織に入る時、人生の分岐点に立った時、選択軸として常に人を重視してきたことが言えれば志望動機に「人」を使えるということです

論理を立てれば納得感のある志望動機になりそうです!!!

ただ、皆さんおっしゃられているように人重視は志望動機としては少し弱いですけど。

社会に大きなインパクトを与える規模感でビジネスの絵を描くのが好き、とか日本をグローバルリーダーにすることが夢、とかはまさしく商社の志望動機なので圧倒的に強いですね

OB訪問をたくさんするので有名な商社ですら、志望動機に「人」を持ってくるのは好ましくないみたいです。

やはり、志望動機を人に使うのは弱い、とのこと。

ということで、今回の記事をまとめるとこんな感じです

結論

志望動機に「人」を持ってくるのはきつい

なぜ「人」を判断軸に入れたかを論理的に説明できれば、ある程度納得感を持てる(しかし弱い)

自分の中の最終判断軸として持ってはおきたい

別の方から、次のようなコメントをいただきました。

私のイメージだと、

(「人」という判断軸は)最後の最後複数の内定から行く企業選ぶときに

自分の中だけで出てくる物差しってかんじです

「人」を志望動機として使わなくても、内定を5,6個持ったときに

自分で企業を選ぶ最終判断軸の中に「人」は入れておきたい、という話です。

確かに「何を仕事とするか?」(What)も大事ですが「誰と仕事をするか」(Who)もさらに大事ですよね

自分の企業選びの最終判断軸として「人」を持っておくのは、まさしくその通りだと思います。

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ちなみにこの記事でも「人」を志望動機にすることについて書いています。

参考:【三菱商事社員が語るES対策】志望動機にいかせ!総合商社はこんな人が欲しい
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